会長ご挨拶

第53回日本膵・膵島移植学会学術集会 会長
琉球大学大学院医学研究科再生医学講座 教授
野口 洋文
会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、第53回日本膵・膵島移植学会学術集会会長を拝命し、2026年2月20日、21日の2日間、沖縄コンベンションセンターにて開催させて頂くこととなりました。歴史と伝統のある本学会の会長を仰せつかり、大変光栄に存じますし、その重責に身の引き締まる思いでおります。まずは、このような貴重な機会をお与えいただいた理事、会員の皆さまに厚く御礼を申し上げます。
本学会は、年に一度、膵・膵島移植に携わる医師、研究者、看護師、移植コーディネータが一同に介し、臨床例の検証、基礎・臨床研究や看護・レシピエント移植コーディネートに関する研究成果を発表し、また膵・膵島移植についての最新の情報を交換することを目的として開催されます。本学会の成果は、日本の膵・膵島移植のさらなる成績向上に大きく寄与し、重症1型糖尿病患者のより良い治療に繋がるものと考えております。
また、昨今の再生医療研究の発展は目覚ましく、糖尿病分野におきましても臨床応用化されたケースも報告されております。第53回日本膵・膵島移植学会では、「移植医療の現状と再生医療の展望」をテーマとし、移植医療のみならず再生医療についてもご発表いただく予定です。
沖縄は移動の面で何かとご不便をおかけいたしますが、亜熱帯の気候の中、見てよし、食べてよしのところが多くございます。近くではプロ野球のキャンプも行われており、お時間のあるかたはそちらのほうも堪能していただければ幸いです。
実りある研究会になりますよう関係者一同最善を尽くす所存でございますので、多数のご参加を心よりお待ちしております。
末筆ながら、皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。